子供の身体機能を伸ばす運動保育士
近年子供の体力低下は深刻な問題となっています。
文部科学省が昭和39年から毎年行っている「体力・運動能力調査」によると、昭和50年くらいまでは身体能力が上昇傾向にあったものの、そこから徐々に下降傾向が見られているという結果が報告されています。
文部科学省が昭和39年から毎年行っている「体力・運動能力調査」によると、昭和50年くらいまでは身体能力が上昇傾向にあったものの、そこから徐々に下降傾向が見られているという結果が報告されています。
特に昭和60年を超えてからの子供の運動能力の低下は著しいものがあり、中でも持久走など基礎体力が必要になる項目においてはかなりの落ち込みが見られてきています。
この原因として考えられるのはやはり幼少期の運動量の絶対的な減少で、屋外で走り回る施設が減ったことや全身を使った遊びの種類が限定されてしまったことにより、基礎的な体力が備わらないうちに体が大きくなってしまいそれが基礎的な体力を減らす結果に結びついているようです。
そこで近年注目をされるようになったのが運動保育士という子供の運動を指導するための仕事です。
運動保育士は全国で講習が行われている民間資格で、初級・中級・上級の三段階で技能の習得ができるようになっています。
運動をすることが脳の活性化につながる
運動保育士の課程の中には「子育て脳機能」コースというものも設置されています。
これは人の運動能力と脳の働きが深い関わりを持っていることからできたプログラムで、運動を通して脳をより活性化できるようにする方法を学びます。
これは人の運動能力と脳の働きが深い関わりを持っていることからできたプログラムで、運動を通して脳をより活性化できるようにする方法を学びます。
認知症治療などでも運動をすることが推奨されていますが、特に成長段階にある子供の時期というのは体をよく動かすことがすなわち脳を活発に動かすための土台を作ることになるので、そういった意味で運動保育士というスキルは非常に注目を受けています。